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北野虫除け八幡 宝樹寺
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2006/11/28




先代光空三明上人遷化にともない、寳樹寺の法灯を受け継ぎました。
不思議な縁があって、『お寺さん』の世界に飛び込みました。
不肖私、浅学非才の身ではありますが、先輩諸師、檀信徒のみなさん、
地域の方々のご協力のもと、伝統を大切にしながら今の時代を考え、
教化福祉活動に尽力いたしますので、ご指導、ご鞭撻のほどお願い申し
上げ、ブログ開設の挨拶とさせていただきます。


posted at 2006/11/28 12:06:05
lastupdate at 2006/11/29 1:31:57
修正


 
2006/11/19




 午前11時より、お十夜法要を厳修いたしました。今年のお十夜は皆さんにお
経の本をお渡しして、一緒にお念仏を称えました。
 お十夜は、十月から十一月にかけて全国の浄土宗寺院でひろく行われる念
仏会(ねんぶつえ)です。「十夜法要」「十夜講」「十夜念仏」などともいい、もと
もとは陰暦の十月五日の夜から十五日の朝まで、十日十夜にわたる法会でし
た。この法会は、浄土宗で最も大切な経典の一つ「無量寿経」(むりょうじゅきょ
う)の巻下に、「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年
善行をすることよりも尊い」と説かれていることによっています。
 この法会が初めて営まれたのは、今から五百五十年ほど前(永亨年間)、伊
勢守平貞経(いせのかみたいらのさだつね)の弟貞国(さだくに)が、 京都の天
台宗の真如堂(しんにょどう)で修したのがその始まりとされています。
 その後、明応四年(1495年)に、鎌倉光明寺の第八世観誉祐崇上人(かんよ
うゆそうしょうにん)が、後土御門(ごつちみかど)天皇に招かれ、宮中で『阿弥
陀経』の講義をされ、さらに真如堂の僧といっしょに引声(いんぜい)念仏を修
し、勅許を得て光明寺で法要を行うようになりました。時代は戦国時代で、打ち
続く戦乱の中で庶民は生活に困窮し、まさに餓鬼・地獄の様相を現していまし
た。天皇はいたくこの事を悲しまれ、一日も早く安穏に暮らせるように平和と安
泰を望まれて、浄土宗に十夜法要を勅許されました、これがお十夜の始まり
で、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお称えする大切な法会
です。
 小雨の中、たくさんのお参りありがとうございました。


posted at 2006/11/30 0:36:06
lastupdate at 2006/11/30 0:36:43
修正